南沢克彦にもっと働いてもらう会

皆様からの声ページ

市民の皆さまからいただいた、ご意見、ご質問に、候補者本人がお答えした内容を掲載しています。

質問

以前、次のような話を聞き、なるほどなと思いました。 ---- 今の日本は、「古い共同体」が壊れて、「新しいコミュニティー」ができていない。「古い共同体」とは農村共同体や終身雇用の会社など。「新しいコミュニティー」とは都市型コミュニティーのことで、個人がしっかり独立しながら集団を超えて緩くつながること。 (https://youtu.be/rpXKp3lx5VE) ---- 実際、また古い共同体に戻るのはごめんだし、かといって新しいコミュニティも見えていません。南澤さんには、「新しいコミュニティ」の具体的な姿が見えますか?

回答

新しいコミュニティについては具体的なものは見えておりません。 書かれている通り、古い共同体はその役割を追えつつある一方で、いつの時代も人間は他者とのつながりを求めるものでもあります。 現在は同じ趣味の集まりや社会課題解決を目的としたテーマ型(機能型)コミュニティもあり、オン・オフ問わず気の合う仲間と過ごせる環境も整っています。家族・地域・職場・趣味など複数のコミュニティに所属し、色々と揉まれながら、成長し貢献できるようになり、自己有用感を確認しながら生きていければ良いなぁ…と個人的に思っています。 地域コミュニティについては、ご近所同士、年に数回顔合わせて行事を行いつつお互い気遣い合うことは、防犯上も災害時にも良いことと考えてます。 ひょっとすると課題は運営体制で、年功序列・男尊女卑など旧態依然の価値観が支配的なことかも知れません。でも案外悪気はなくて、イヤな思いをしている人がいることに気付いていないだけかも知れません。 そんなわけで、ウチの集落は最近やっと室内禁煙になりました(笑) 答えには到底なり得ませんが、相手の立場を尊重した伝え方みたいなものがより良いコミュニティにつながるのでは…と思って実験しているところであります。

質問

先の質問の回答に「刺激のなさ」を書かれていました。安芸高田市は確かに豊かな自然がありますが、それに心惹かれない人には手放しで良い場所とは言えません。特に子供たちに見える世界の狭さや享受できる教育の質は、都市部と格差があります。ネット時代で埋まる部分もあるのかもしれませんが、それでは普遍的な解決にまで至るのかと疑問もあります。構造的な問題であり、日本中が取り組んでいる問題です。これについて、どこかの好事例はご存知でしょうか? 南沢さんのアイデアはありますか?

回答

教育については苫野一徳さんの「公教育の役目=自由と自由の相互承認」という考え方に共感しています。自由=生きたいように生きれること。自由の相互承認=お互いにお互いが「自由」な存在であることを認め合い、そのことをルールとして定めること。そのための教養(まさにリベラルアーツ[自由への武器])を身につける場であって欲しいと願ってます。事例としては、以下に注目しています。

  • 和歌山県他 きのくに子どもの村学園 http://www.kinokuni.ac.jp/nc/html/htdocs/index.php
  • 長野県のイエナプランスクール https://www.jenaplanschool.ac.jp

質問

議員や市役所職員(特に上層部)の女性の少なさについて、クオータ制の導入などの構造的アプローチ、なり手が少ない問題、子育て世代の女性への負担の大きさなど、どうお考えですか?

回答

議員と市役所職員と分けて考えます。 議員について。原則は世代・性別・業界からバランスよく選出されるべきと思ってます。現状はアンバランスなので、クオータ制導入に賛成です。ただ恒常的にやると歪みが出る可能性もあるので時限を決めてその都度評価・判断したら良いと思います。なり手が少ない問題は、立候補できない理由はそれぞれありますでしょうから言及を避けます。ただ「子育て世代女性」に限定して言えば、その層が過ごしやすいまちこそ「良い自治体」ですし、子供たちが未来そのものですから、その意見は直接届けられるべきと思ってます。負担は大きいと承知しています。如何に軽減できるか、自分でも考えてみますが、アイデアいただけますと幸いです。

質問

安芸高田市でパートナーシップ制度を導入することは可能だとお考えですか?

回答

パートナーシップ制度そのものについてはあって然るべきと思います。それが安芸高田で導入可能かと問われると、正直わかりません。ニーズがどの程度あるのか? 住民の皆さんがどのように考えているのか? 全くリサーチ不足です。もしよかったら教えてください。

質問

複数の立候補予定者での討論会の予定はありますか?

回答

望むところであります。ただ企画する人員が割けるかどうか…(ホントに準備がカツカツです)。企画してくださる方がいらっしゃれば参加します。(なお、公職選挙法上では選挙期間中に合同演説会するというティになるとのことでした。)

質問

安芸高田市の国家戦略特区スーパーシティ構想について、お考えはありますか?

回答

現在特にこれと言ったものは考えておりません。現状、安芸高田にはあまり馴染まないのでは…と感じています。理由は2点

  1. 最先端技術導入の必要性があるか?導入したとして使いこなせるか?
  2. 監視社会・情報漏洩など懸念が拭え切れていない。

ということから、他所でトライした結果を見てからの判断で良いのではないかと思います。

質問

南沢さんは東京出身ということですが、これからも安芸高田市に住まわれますか?

回答

ライトなご質問ありがとうございます。こちらに家を買って移り住んでますので、裏山が噴火するとかでもない限りそのつもりでおります。加えて、家族や周りの方々に大変なご苦労をかけるにも関わらず立候補するのは、自分たちの暮らすまち、将来子供たちが暮らすであろうまちを少しでも良い形にして引き継ぎたいと思ってのことあります。先祖代々ここで暮らす方もたくさんいらっしゃると思いますが、嫁に来たり、婿入りしたり、仕事で来たりと他所から来た方も多くいらっしゃるはずです。上手く混ざり合って楽しく暮らしていけると良いですよね♪

質問

南沢さんの考える安芸高田市の未来像とはどのようなものですか?

回答

未来をどの程度のスパンで捉えるか…ですが、添付のissue+designの資料を元に40年後の2060を見据えた話をすると、2010と比較して人口が半減する未来が予想されます。人口減少は当地に限らず全国的な課題ですが、出生率が2.0を上回らない限り、この傾向が続きます。現在は市内に総合病院や商業施設、公共施設があり、不便なく暮らせていますが、人口が減ると今後これらの維持継続が危ぶまれることも予測されます。これが何も手を打たなかった時の未来像です。私はその「未来」に抗いたいと思ってます。この地に移り住んで6年、自然豊かなのにそこそこ便利で穏やかな人々に囲まれている“ほどよい田園暮らし“にモノすごい価値を感じています。その評価は毎年移住者が来続けていることからも証明されているものと考えてます。当たり前にあるものの価値を人は忘れがちですが、その素晴らしさを捉え直し、子孫に伝え、外に発信することで、この先の未来を変えていけるのではないかと思っています。テクノロジーの進歩、世界情勢の変化、自然災害、今年のコロナ禍など不確定な要素が多すぎて、未来像を語ることは大変難しいですが、「自然の恵みを糧に生きる」という生き物のベースは今後も変わらないと思っています。その点で水、田畑、森林資源がある安芸高田は豊かであり、今あるものをうまく利用していくことで活路が開けると考えています。今あるもの価値を損なわないように大切に使っていく。人についても足を引っ張り合うのではなく、その人の力量が最大限発揮されるよう互いに活かしあう。抽象的ですが、そんな未来が理想です。

質問

一昔前と違い、市民の求める要望は多岐多分野に渡ると思われます。全員の要望に満足できる結果を残すことは、結局全てが中途半端か、全くできないというのがこれまでの流れであったと思いますが、南沢さんは具体的にどの分野やニーズに応えて行きたいとお考えですか?

回答

特定の課題については、個人や仲間で解決できること、民間で対応すること、公でカバーすることを見極めが必要ですよね。なんでも行政に言えば良いってもんでもないと思います。 その上で分野やニーズとしては、私の属性として以下などがございますので、この分野では経験が活かせるものと考えています。カバーできてない領域についてはこれから勉強していく所存であります。

  • 小学校・保育所の保護者
  • 猟友会会員
  • 農業者(水稲・中山間地直払協定集落代表)
  • 教育者(塾講師・大学)
  • 移住者(地域おこし協力隊OB)
  • 商工会会員(青年部)
  • 環境活動家
  • 薪利用者

質問

南沢さんは地域おこし協力隊員として安芸高田市にやってこられたわけですが、客観的に観て安芸高田市の魅力と、こうすればもっと良い街になるのになぁと言う点を教えて下さい。

回答

魅力は“ほどよい田園暮らし“にあると感じています。都会のように狭いところにギュッと押し込まれてストレスフルな暮らしをしているわけでもない分、人々も大らかで優しい方が多い。ただゆるーくほどよい状況が続いているため刺激や危機感が乏しいのではないか…と見ています。(昨今の議会の問題がその象徴ではないでしょうか) 協力隊の流れで言うと、刺激という点では外から(帰って)きた人材がもたらすものも多いかと存じます。これまで協力隊は「行政課題に取り組む人材」という設定だったのですが、見ず知らずの土地で専門分野でもない案件を3年間で結果を出すというのは極めて難しい。 でも「地域で暮らしていくための準備に充てる3年間」という設定に変えれば、地域も隊員も安心して挑戦できます。こういう形で地域の起爆剤として外部からの刺激が入ることで、活性化が図れるのではないか?と思っています。こうすれば良いのでは…ということの一例として身近な話題を上げましたが、基本的に安芸高田は力のあるところだと思っていますので、ちょっとした掛け違いや設定に手を入れることで、流れが良くなることは他にもたくさんあると思います。

質問

以下調査が平成27年に行われています。以下のように、まとめられていますが、今現在でどうなっているのか分かりません。これら問題の議論が進められることに期待しております。https://www.akitakata.jp/.../zaimu/z104w505w788n447u19-copy/

  • 維持は不可能
  • うちだけじゃないんですよ
  • 早期対策が必要
  • 今頑張ってます

回答

公共施設、インフラ共に維持管理が大変な時代ですね。批判も多い厳しい判断を誰かがやらないといけないのでしょう。まずは議論の場に参加できるよう、知ってもらい判断材料を提供する努力を続けたいと思います。市民の方々が主体的に投票されることも期待しております。

質問

各町での講演会は予定されていますか? また、予定されている場合、YouTubeやFacebookのライブ配信はされますか?

回答

講演会をミニ集会・話す会と捉えて回答致します。 現在、協力者の方が企画してくださった所、当会にお声かけいただいた所へ赴いてお話しております。各町で開催できれば一番なのですが、現状その見通しは立っておりません。「話を聞いてみたい」とお声かけ頂けましたら都合を合わせて伺います。お気軽にご一報頂けますと幸いです。また選挙期間が始まりましたら、辻々で個人演説会を行います。スケジュールについてはこれから準備します。動画での発信も行います。

質問

美土里町にもパンフレットは配布されますか?

回答

美土里町でも配布行なっております。ただ共感してくださった方に無理のない範囲でお願いしているため、「ここ配ります」と言ってくださったところからのお届けとなっております。現物をご覧頂けるようでしたらお届け致します。ご住所・必要部数などお知らせいただけますと幸いです。

質問

「安芸高田市をもっと面白くしたい」とありますが、何がどのようになれば、"面白い"となるか具体的に教えていただきたいです。

回答

個々人の望む未来が実現する可能性がある場所だと面白いですよね。「何やったってどうせムリ」という諦めではなく、「未来は自分たちの手で変えていける」と実感できるようだと面白いと思います。 そのアプローチのひとつとして、「このまちのルールやお金の使い方を決める議会という場へ、共感する仲間の声を届けて未来を変える。」ということにチャレンジしてみたいと思ってます。